会長あいさつ
新年のごあいさつ 令和7年1月1日


新年明けましておめでとうございます。
会員及びご家族の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より年金者連盟の事業運営に、ご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、最近の物価高騰により私たちの生活も一層厳しさを増してきております。
先の衆議院選挙では与野党の勢力が拮抗し、経済対策や社会保障施策の行方にも関心が高まっているところです。
国際情勢に目を向ければ、世界各地での紛争は終結の兆しもなく拡大の懸念さえでてきている状況です。
このような社会情勢の中、医療保険制度においては、高額療養費制度における70歳以上の自己負担限度額の引上げや後期高齢者の窓口負担の引上げが行われ、さらには子育て支援や高齢者医療を全世代で支え合うという考えのもと、後期高齢者の保険料の引き上げも行われております。
また、介護保険制度においても保険料の大幅な引き上げが行われ、私たち年金受給者は常に日々を憂慮する状況におかれているところです。
しかしながら、年金制度においては、令和6年の財政検証を踏まえ、被用者保険の適用拡大による年金額増への寄与や高齢者活躍を後押しするための在職老齢年金制度の見直しの方向性が示されるなど、明るい話題も散見されるようになってまいりました。
これらの検討事項は厳しい国民生活の状況にあって当然議論されることではあるかもしれませんが、年金者連盟の弛まぬ取り組みも少なからず影響を及ぼしているものと考えるところです。
当年金者連盟は,今年も全国の年金者連盟の仲間とともに政府関係機関等に対して引き続き陳情活動等を行い、私たち年金受給者が安心して暮らせる社会の実現を目指して取り組みを行ってまいりますので、皆様方の益々のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びにあたり会員並びにご家族の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ新年のあいさつといたします。
千葉県市町村職員年金者連盟
会長 稲生 哲彌
千葉県市町村職員年金者連盟
会長 稲生 哲彌